☆30代Aさん .
先日ウィッグのメンテナンスに行ってきました。
今回お会いしたのは30代の女性Aさん。
ご自宅の最寄駅まで迎えに来てくれたAさんは、しっとりした女性で少し前に復職なさったばかりとの事でした。
Aさんのご自宅にお邪魔させて頂いて、まずお話しを聞きました。
Aさんはとても協力的に、事前に沢山の事をまとめてくださっており、私に一つ一つ順を追って話してくれました。
それはあまりにも短い、告知から治療方法の決断、ウィッグの手配までの時間の流れ。
重大な治療方法を決断しなければならない、またはこれから立ち向かわなければならない患者さんに突きつけられる、高額なウィッグのパンフレット。
やっとの思いでそのパンフレットを手に買いに行った先での、提示額の高さ、そして複数枚の購入を強く勧められる事実。
そんな事を私に教えてくれました。
確かに複数枚は必要だと私も思います。
ただ、これからの治療費もかなり高額になるのに、一枚50万円からのウィッグを複数枚購入出来る人は、そう多くないと思います。
出来たとしても、できるだけ安価で良いものに越したことはありません。
こんな状態の時に、安くて使いやすいウィッグを探す時間と心の余裕なんて、絶対にある筈がないのです。
抗癌治療を決めた直後は、ただただ高いだけの、古いスタイルのカツラの中から選ぶのが現状です。
Aさんのお話しを聞き、早くこの事態を変えたい!という気持ちと、まず目の前の事を一つ一つ積み上げなければという気持ちが混在しました。
今は一枚でも多くのウィッグを手直しさせて頂いて、使用されている方の声を聴かせて頂くのが私のやるべき事。
一見遠回りと思われる道だけど、コツコツ皆さんの声を聴かせて頂かなくては、本当に必要とされるウィッグなんていうのは出来ない。
沢山のお話しを聞き、そのあと購入したウィッグを見せてもらい、その中でも今実際通勤で使われている2枚を今回メンテナンスさせていただきました。
長くなりましたので、次に続きます。
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